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歯周病科とは 口臭と歯周病 当センター歯周病科
の患者さん
歯周病は生活習慣病
なぜ歯周病は減ら
ないの
歯周病治療の流れ 歯周病治療の前に
必要な検査
歯周病におけるレーザー治療について
歯周病科の患者さんの来院理由 歯周病の各段階の
治療
歯周病の専門医とは メインテナンス治療
歯周外科手術とは 歯周病で失った骨の
再生
歯周組織再生手術 歯槽骨再生手術

 
 

 歯周病科とは


   歯周病科では歯の周りの歯肉や骨の治療を行ないます。治療に先立って、まず歯肉の検査を行いますが、これは痛くありません。200箇所近い場所の歯肉を調べます。その検査結果を基に患者さんの治療計画を立てて治療に入ります。多くの場合、歯肉の悪い箇所をいろいろな手術や薬を使って健康な状態に戻していきます。
 歯周病科の治療は患者さんにも口の中の管理ができるようになってもらわないと成功しません。虫歯などの歯科治療と大きく違うところです。我々と患者さんが一緒にがんばらないとうまく治療が進みません。
 しかし、心配はいりません。患者さん一人一人に専門スタッフが付いて丁寧に指導します。
 多くの患者さんが、当院の歯周病科で治療を完了されています。



 歯周病科では、専門のスタッフが患者さん一人
人に付いて治療を進めます。
当院独自の
歯周病予防システムです。



 むし歯の治療でかぶせ物をする場合などでも、歯周病の治療を行っておくと清掃性が高まり、自分の歯を長く残すことが出来ます。





当センターの患者さん

▲治療前
むし歯治療を行いますが歯ぐきも赤く状態がよくありません。

▲治療後
歯周病の治療を行いました。かぶせ物も入り、奥歯の状態も良くなりました。


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 口臭と歯周病



 口臭が主訴で来院される患者さんが最近増えました。2009年度に当センターを"口臭"を主訴に来院された患者さんは86名です。女性の患者さんが圧倒的に多く、6割以上の方が口臭を自分で感じていました。
 検査で実際に口臭があった患者さんは23.3%と少なく、ほとんどの患者さんは"気にしすぎ"ということがわかります。しかし、実際に口臭があった患者さんは全員歯周病でした。90%の患者さんが中等度の歯周病、10%の患者さんは重度の歯周病でした。
 実際に口臭が出てくる段階では歯周病が中期まで進行している事がわかります。




 
 
口臭測定機器   測定は息を入れるだけです

 
   2012年(1月~12月)に口臭を主訴に来院された患者さんは65名でした。
 平均年齢は34.7.歳で比較的若い患者さんが多いのが特徴です。
 最少年齢は12歳、最高年齢は63歳でした。女性の割合は38名(58.5.%)と 3年前の2009年に比較して男女差がなくなってきたように思います。
 口臭を自分で感じている人は41名(63.1%)と他人や家族に指摘された割合より多いのは変わっていません。
 実際に口臭があった患者さんは18名(27.7%)と少なく、"気にしすぎ"という感じは3年前と変わりません。しかし、歯周病の検査で中等度の歯周病であった患者さんは36名(55.4%)、重度の歯周病と診断された方は10名(15.4%)で、明らかに歯周病が口臭の原因となっていました。

 2013年(1月~12月)に当センターで口臭検査を受けた患者さんは83名でした。
 平均年齢は37.6歳で、女性が44名(53%)と男性39名(47%)よりも多い結果は、 昨年度と変わっていません。自分で口臭を感じている人は66名(79.5%)と昨年度よりも増加しています。
 家族や人から指摘された人も43名(51.8%)と増加し、自分でも自覚し他人にも指摘された方も26名(31.3%)いました。
 検査の結果、実際に口臭が認められた患者さんは、25名(30.1%)で昨年度よりも少し増えています。
 重度の歯周病が見つかった患者さんは、83名中15名(18.1%)で、この方たちは全員口臭がありました。重度の歯周病では高い確率で口臭が見られることがわかります。

※歯周病の進行度についての説明はこちらをご覧ください。

 2014年(1月~12月)に当センターで口臭検査を受けた患者さんは57名でした。
 平均年齢は41.1歳で、女性が36名(63.2%)と男性21名(36.8%)でした。
 機械による口臭検査の結果、実際に口臭が認められた患者さんは、57名中13名で 22.9%でした。57名中、他人には指摘されないが、自分で口臭があると感じて来院した方は、24名(42.1%)ですが、この中に実際に口臭があった方はたった3名(12.5%)でした。
 自分で気にしている人は、実際には口臭がなく ”気にしすぎ”の傾向があるようです。

 2012年~2014年の3年間を見ると、実際に口臭があった患者さんは、205名中56名(27.3%)で、自分や他人から口臭を指摘されても実際に口臭がある患者さんは3割以下と少ないと言うことです。
 ただし口臭検査と一緒に行った歯周病検査では、2012年には10名、2013年には15名、2014年は8名の患者さんが重度の歯周病と診断されていますが、33名全員に口臭が確認されています。
 歯周病の進行が口臭の原因となっている事が多いのです。

※歯周病の進行度についての説明はこちらをご覧ください。

   
 
  当院での口臭検査の結果(2012年1月~2014年12月、205名)  
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 当センター歯周病科の患者さん


 
 2009年度1月から12月までに当センターの歯周病科にて精密検査を受けられ実際に治療を行った患者さんの割合です。
実際に治療が必要な段階では、9割以上の患者さんが中期から重度の段階まで進行している事がわかります。
歯周病は歯周病の専門医でないと早期の病状を見つける事が難しい病気です。

各段階の治療方法についての説明

 
大阪歯周インプラントセンター 歯周病科
2009年1月~12月


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   歯周病は生活習慣病

 
   歯周病は、生活習慣病(成人病)の一つです。生活習慣病とは良くない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気です。メタボリックシンドロームという言葉をご存じと思いますが、それら高血圧症、糖尿病、高脂血症や肥満などが生活習慣病としてよく知られています。

生活習慣を改善することが大切ですが、一定のレベルより悪くなった場合には治療が必要です。歯周病も一定レベルを超えて進行した場合には、専門医での治療が必要です。治療はまず病気の進行度を知るための検査から始まります。

レントゲン、歯周ポケットや噛み合せなど多くの検査が必要になります。
それによって、歯周病の進行度が初期・中期・末期であるのか知ることができます。それぞれに対応した治療が必要となってきます。

 
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   なぜ歯周病は減らないの

 
   現在、国民の8割が歯周病と言われています。こんなに歯医者さんがあるのになぜ歯周病は減らないのでしょうか。

 歯周病における生活習慣の大切な改善ポイントは口腔の清掃です。歯だけではなく、歯と歯肉の間の歯周ポケット内を毎日継続して清掃する習慣を持たないと治癒しません。しかし、歯周病が進行し、ポケットがどんどん深くなって、清掃器具が届かない深さになってしまうと清掃器具も届きません。そのような場所には、歯周外科手術が必要になります。また、歯並びが悪く清掃器具が届かない場合には歯列矯正が必要です。かぶせ物も交換する補綴治療も必要です。

 歯周病の治療には、多くの診療科が関わっており、それらの専門分野の連携が必要なのです。

 残念ながらこれらの分野をうまく連携して治療している歯周病の医院はまだ多くありません。多くの分野と連携した歯周病の専門医院が、今後増えてくれば、歯周病は減って行くと考えています。

 
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   歯周病治療の流れ

 
   
   レントゲン検査や歯周ポケット検査など各種検査を行い、患者さんの歯周病の進行程度を診査します。病状によって、図のように初期・中期・重度とその段階に応じた治療が必要になります。しかし、すべての時期において必ず行わなければならない治療があります。これは基本治療と呼ばれ、中心はプラークコントロールです。プラークコントロールというとテレビのCMの影響で歯磨きというイメージが強いのですが、本来の意味は“患者さん自身による口腔内管理”です。口腔内の歯垢(プラーク)の除去が基本であり、日常の生活習慣の改善も必要です。大切なのは、歯と歯肉の間の歯周ポケットへの清掃器具の到 達を確実に行うことです。これらを自身で行えるようになることをプラークコントロールと呼びます。
 このプラークコントロールを確立した上で、歯石除去や根面の汚れを除去します。
 初期の段階であれば、これで一旦治療は終了しますが、中期・重度の場合には深いポケットが存在し、清掃器具が細菌の増殖しているポケット内には届きません。そのため外科手術が必要になります。
 また、清掃器具の到達を妨げる原因が歯並の場合には矯正治療も必要です。
 治療後は治療前と同じ検査を行い、次の治療計画を立てます。一旦治療が終了した場合でもメンテナンス治療に移行します。

 
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歯周病治療の前に必要な検査
(歯周病で悩んでいる患者さんに知って頂きたいこと)

 
   歯周病の治療を開始する前に必要な検査があります。
どれぐらい歯周病が進行しているのかを調べる検査です。
一般的に上下で28本の歯があります。歯周病になっても28本がすべて同じように進行している事はありません。残せないぐらいに歯周病が進行した歯もあれば、初期または中期で治療で残せる段階の歯もあります。それを知るために1本づつの歯の歯周病の進行度を検査することが必要です。残っている歯の1本づつに歯周病の診断がなされます。重度の慢性歯周炎や軽度の慢性歯周炎などです。
では実際どのような検査で診断するのでしょうか。
数多くの検査をしますが、主に以下の3つの検査から診断します。

1) 歯周ポケットの深さ(歯と歯肉の間の溝の深さを測ります)
 
検査動画(健康な歯肉の検査)

2) 検査時のポケットからの出血(出血がある部位は細菌感染による炎症があります)
 
動画(重度の歯周病)
※出血の画像ですので血液を見て気分が 悪くなられる方はご遠慮下さい。

3) 歯の周りの骨の吸収程度(歯周病が進行すると表面から骨が吸収してきます)
 
  歯の周りの骨の吸収状態をこのようなエックス線検査で調べます。
全部の歯を検査するためには10~14ヶ所に分けて検査撮影する必要があります。
歯周病の骨の状態を検査するには不可欠な検査です。(健康な歯肉の状態)

検査結果から軽度(初期)・中等度(中期)・重度(末期)と3段階に診断されます。

軽度の歯周病(初期)
  ポケットが3mm以下、出血部位が30%未満、骨の吸収が歯の根の長さの1/3以下
中等度の歯周病
  ポケットが4~5mm、出血部位が30~50%、骨の吸収が歯の根の長さの1/3~1/2
重度の歯周病
  ポケットが6mm以上、出血部位が51%以上、骨の吸収が歯の根の長さの1/2以上
   (日本歯周病学会 歯周病の検査・診断・治療計画の指針 2015年より)


※歯周病の治療の前にはこれらの検査と診断が必ずなされるはずです。

 当院に来られる前に検査も診断もなされず、
“ひどい歯周病だ”、“歯を全部抜かないといけない”、“治療方法がないから仕方がない” 、
このように告げられた患者さんがいらっしゃいます。

 これらは歯周病の診断ではありません。
 歯周病の診断を下さずに歯周病の治療を開始することはできません。
 歯を抜いたり、手術をすることも絶対にありません。

 正しい検査と診断を行い、歯周病の進行段階に合った治療を行えば歯周病は治ります。


 また以下のような治療も正しい治療ではありません。

 ”特別なうがい薬で治る(パーフェクトペリオなど)”
 ”歯周病内科”などの存在しない標榜科を作り、薬を服用するだけの治療”
 ”検査・診断・必要な治療を行わず、定期的に消毒(歯のそうじ)だけを行う治療”  

 これらは歯周病の正しい治療ではありません。
 その間に歯周病はさらに進行して行きます。
 日本歯周病学会でもそれらの治療の効果を認めていません。

 歯周病が進行し、歯を抜くことは患者さんにとって大変辛いことです。
 しかし放置すれば、さらに進行します。今なら残すことができる歯もあるはずです。

 勇気を持ってまず検査を受けてください。そして自分の歯周病の状態を正しく知って下さい。
 これらの検査と診断は、日本歯周病学会の認定歯科衛生士や歯周病専門医の下で
 受けていた だくことをお勧めします。


 
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   歯周病におけるレーザー治療について

 
   現在のレーザー治療に関する見解は、日本歯周病学会のHPから閲覧することができますが、以下のよう結論づけられています。(日本歯周病学会 学会見解論文・ポジションペーパーから)

 歯周外科手術と併用した歯根面へのレーザー照射については、一部効果が認められているものの、外科処置を行わないレーザーだけの治療の効果は、従来の治療法との比較研究が少なく、レーザー治療の有用性は明らかではない。  

 患者さんへのレーザーの使用は、従来の歯周病の基本的なレーザー以外の機械的治療を行い、それらの効果を確認した後に、正しい技術を持って常に慎重な態度で応用する必要がある。

 
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   歯周病科の患者さんの来院理由

 
   下のグラフは2010年1月~12月に当センター歯周病科を受診した患者さんの来院理由です。
 
   
  当センター歯周病科を受診した患者さんの主訴の内容
(2010年1月~12月 212名)


 
  33.5%(3人に1人)の患者さんが、他の医院での治療内容に疑問があり、専門医での検査を希望してセカンドオピニオンを求めて来院されています。
自分で歯周病とわかって来られる患者さんも多く、口臭が主訴の患者さんも増えています。
昔のようにひどく腫れてから来られる患者さんは減ってきています。

 
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   歯周病の各段階の治療

 
   レントゲン検査やポケット、出血などの検査が終了し、進行のレベルがわかればそれに応じた治療が必要になります。同じ患者さんでも部位によって進行度が違ってきます。たとえば、奥歯は中等度でも前歯は初期の段階など場所によって進行度が違ってくるのが当たり前です。
以下が当センター歯周病科の一般的な治療の流れです。(患者さんの症状によって大きく変わることもあります。)

初期の段階(ポケットの深さが4mm以内の部位)
治療期間は2ヶ月ぐらいで終了します。
当歯周病科の約7割の患者さんがこの初期の段階です。
年齢は20~40歳代の患者さんが中心です。
歯周病の専門医院でないと見落とされる事が多い段階です。
どんな重度の歯周病でも必ず初期の段階があったはずです。

この段階で検査を行い治療すれば歯周病の進行は抑制できます。

1) プラークコントロール
・口の清掃性が改善していただきますが、歯科で行っているブラッシング指導とは違います。
・歯周病のトレーニングを受けた歯科衛生士が指導しますのでご安心ください。
2) 歯石や根面の汚れを除去します
・患者さん自身に清掃機具がポケット内に届きやすくするために行います。
3) 再度検査を行い良くなったかを確認します。
4)

必要に応じてメンテナンス治療に移行します。


初期:治療前(28歳 女性)
一見健康な歯肉に見えますが、
ポケットは3~4mm、出血も見られます。
患者さんの自覚症状は
ほとんどありません。
  初期:治療後
治療期間は約2ヶ月、
出血も無くなりました。


中期の段階(ポケットの深さが5mm~7mmの部位)
治療期間は3ヶ月~1年ぐらいです。
年齢は30~70歳代まで広くいらっしゃいます。
この段階であれば、ほとんどの歯を残すことが可能です。
患者さんの自覚症状もほとんど無い段階です。

1) プラークコントロール
2) 歯石や根面の汚れを除去します。
3) 必要な部位に歯周外科手術を行います。
・患者さん自身に清掃機具がポケット内に届きやすくするために行う手術です。
・年間200名(年間手術数を参照)を超える患者さんが手術を受けられていますが、次の日に腫れたり、ひどく痛むような手術ではありません。
・口の中を一度に手術をすることはできませんので、お口全体を8~10カ所に分けて必要な場所に手術を行って行きます。
4)

再度検査を行い良くなったかを確認します。

5) メンテナンス治療に移行します。

▲中期:治療前(52歳 男性)
歯肉が全体的に腫れています。
ポケットは奥歯で6~7mm、
レントゲンでは骨の吸収も見られます。
  ▲中期:治療後
治療期間は約10ヶ月、
歯肉の炎症がすべて無くなりました。
ポケットの深い部位には
歯周外科手術を行っています。


重度の段階(8mm以上のポケットが数カ所以上見られる)
治療期間は1年、またはそれ以上必要です。
年齢は20~50歳代の患者さんが多く、若い方もいらっしゃいます。
患者さんや一般歯科の先生(歯周病科以外の先生)がイメージされている歯周病はこの段階です。

1) プラークコントロール
2) 歯石や根面の汚れを除去します。
3) どうしても残すことのできない歯の抜歯を行います。
4)

抜けた歯の場所に義歯や仮歯などの歯を作ります。

5) 必要な部位に歯周外科手術を行います。
6) 歯並びが歯周病の原因になっている場合には矯正治療も平行して行います。
7) 再度検査を行い良くなったかを確認します。
8) メンテナンス治療に移行します。

▲重度:治療前(49歳 男性)
骨が吸収して、多くの歯が動いています。
この段階まで来ると患者さんも一般歯科医の先生も歯周病と診断してくれます。
  ▲重度:治療後
治療期間は約2年、
矯正治療も同時に行いました。
幸い1本の歯も抜くことなくメインテナンス治療に移行しています。

 
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   歯周病の専門医とは

 
   歯周病の専門医とはNPO法人日本歯周病学会が認定した資格です。
 5年間あるいは認定医取得後2年間研修施設で研修して、専門的な歯周治療の知識と技量をマスターした上で専門医試験に合格した歯周病学会員です。
 当センター歯周病科では、歯周病の専門医が治療前の検査から歯周病の進行具合の診断、そして治療からメインテナンスまで責任を持って行います。
 また、歯周病学会の歯周病認定歯科衛生士も皆さんの治療や口腔管理をお手伝いします。安心して治療をお受けください。

 
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   メインテナンス治療

 
   歯周病の治療が終わった後でも、深いポケットや清掃器具の届かない部位が残ることがあります。このような部位を定期的に検査して、専用の器具や薬で洗浄・消毒する事をメインテナンス治療というといいます。
正確にはSPT(Supportive Periodontal Therapy)と呼びますが、メインテナンス治療と覚えてください。メインテナンスと聞くと“予防”というイメージが強いのですが、これは治療です。歯周病の治療終了後にこのメインテナンス治療を継続して行うかが、その後の経過に影響すると考えられています。
歯周病の治療後のメインテナンス治療は、一般歯科で行われている歯の表面の汚れを機器で除去するPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは違うものです。歯周病における清掃管理のポイントは歯周ポケットです。歯の表面は歯ブラシで清掃できますが、一定以上深くなったポケットや歯列不正で清掃しにくい部位のポケット内には清掃器具は届きません。定期的に管理してポケット内を消毒することが必要です。歯周病は10年、20年と長期に渡って管理することが大切です。
当センターでこのメインテナンス治療を受けられている患者さんは年間1000人を超えます。また10年から20年と通院されている患者さんもいらっしゃいます。詳しくは当センタースタッフのお尋ねください。


 
   
 

 当センター歯周病科で2011年1月~12月の間に歯周病の手術を受けた107名の患者さんのうち、引き続きメインテナンス治療へ移行した患者さんの割合は83名(77.5%)でした。
 歯周病の治療が終了し、病状が安定しても継続してメインテナンス治療を受けることは、その後の歯周病の再発・悪化を抑制するのに効果があることは研究でも証明されています。
 通院の時間とメインテナンス費用が負担になりますが、せっかく治療してよくなった歯を守るためには、大切な治療です。

 

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1)歯周病が進行し、骨の吸収が進んでしまった。



(歯周病の原因が深いポケットにあり歯周病手術が必要な患者さんです。)





▲治療前(手術前)
歯肉に炎症があります。検査ではポケットは5mmから8mmもあります。

▲手術中
中の骨はこんなに吸収しています。吸収して凸凹になった骨の形を整えます。また、歯根の周囲の汚れを除去します。












▲治療後
約1ヵ月後、きれいに治りました。


  ※この写真はすべて患者様の了解を得て載せています。  
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2)一見健康そうに見える歯ぐきでも



(一本の歯だけ吸収してしまう事もあります。)





▲治療前
どの歯の骨が悪いのか分かりますか。

歯肉をめくって見ると中の骨はこんなに吸収しています。











▲治療後
歯肉もきれいに治り、歯をかぶせました。

 
  ※この写真はすべて患者様の了解を得て載せています。  
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3)歯並びも歯周病の原因になります。



(歯周病の原因が歯並びにあり歯列矯正が必要な患者さんです。)





▲治療前
歯並びが悪いため清掃器具がうまく届きません。歯肉が炎症を起こしています。

▲治療中
歯並びを矯正治療します。












▲治療後(約2年後)
歯並びも良くなり、歯周病も治りました。



※この写真はすべて患者様の了解を得て載せています。
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 歯周病が進行し、周りの骨が溶けてしまった患者さんから”なくなった骨を再生できますか?”とよく質問されます。自分の歯がなくなり、インプラントで再び歯を作った場合には失った骨の再生は可能です。
これはGBR(歯槽骨再生手術)といいます。

一方、歯周病で歯の周りの骨が無くなった場合は、骨だけでなく歯の根の周りの歯根膜も失われています。つまり、この歯根膜を再生させなければ歯の周りの骨ももどってきません。
この歯根膜と骨を再生させる治療がGTR(歯根膜再生手術)です。
GTRとGBR、よく似ていますが、再生させる組織が全く違います。GTR(歯根膜再生手術)の方がずっと難しい手術です。

一度吸収してしまった歯の周りの骨を戻すのは非常に困難です。
歯周病治療の大切さを分かっていただけたでしょうか。

 
 

 再生治療とは、病気で失われた体の組織を元通りに戻す治療です。歯周病が進行すると、歯の周りの骨と歯根膜という歯根の周りの組織も破壊されます。歯周組織再生とは、この歯根膜組織と骨を再生する治療を言います。
方法としては、GTR法 (Guided Tissue Regeneration) やエムドゲインを使った治療法などが知られています。どの方法にしてもまず歯周病の検査を行い、基本的な治療を行った後で行う事が必要です。専門医の元で行わねば成功しない難しい手術です。またどの患者さんにでも適応できる治療ではありません。
詳しくは、当センタースタッフにお尋ねください。


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歯周組織再生治療 1 (当センターの患者さん)





▲手術前
歯と歯の間の骨が吸収しています。
(矢印の部分)

特殊な膜を使った手術(GTR法)を
行います。












▲手術後(約2ヵ月後)
骨のなかった部分に骨と歯根膜組織が
戻りました。


  ※この写真はすべて患者さんの了解を得て載せています。  
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歯周組織再生治療 2 (当センターの患者さん)





▲手術前
根の分岐部の骨が吸収しています。
(矢印の部分)

特殊な膜を使った手術
(GTR法とエムドゲイン)を行います。












▲手術後(約2ヵ月後)
骨のなかった部分に骨と歯根膜組織が
戻りました。



※この写真はすべて患者さんの了解を得て載せています。

 
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   再生医療とは、患者さんの体の失ってしまった、部分の臓器を患者さんの体自身の再生能力で元に戻す治療です。

歯が抜けてしまうと、その部分の骨が失われ、大きな穴があいてしまいます。しかし再生手術を用いると、下の写真のように、人工歯根のインプラントとともに失われた骨も再生することができます。
詳しくは、当センター再生医療の専門医にご相談下さい。
 
 

     
  ▲骨再生前
インプラントを埋入しましたが
骨がありません。
(白い部分が骨です。)
  ▲骨再生後(約3年後)
患者さん自身の骨が再生しました。
骨が無くてもインプラントは可能です。
 


   
▲骨再生前
インプラントを埋入しましたが
骨が無く、インプラントが
露出しています。
  ▲骨再生の方法
特殊な膜を使って(GBR法)、
患者さん自身の骨を
再生します。
  ▲骨再生後(3ヵ月後)
患者さん自身の骨が
再生しました。

 
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